大学は法学部ではあったが、外国語に興味があった。
法律の勉強もほどほどに、スペイン語とイタリア語に興味を持って取り組んでいた。
調べていくうちに、スペイン語が世界でも話す人が多いことがわかった。
今だったらネットですぐにわかるようなことかもしれないが、当時はまだ携帯といえばiモードの時代。
なかなか日常生活では知らないことが多かったのである。
ということで、スペイン語圏に留学をすることを決意した。
当初は大学の交換留学先のメキシコに行こうと思った。
動機は不純。別に法律を学ぶためにメキシコに行こうなんぞ考えていない。
行ってみて、言語を学ぶことが第一だった。そこから何に興味を持つか。
そうした考えでいたのが良くなかった。
授業で法律に本気で取り組んでいなかったため、交換留学の面接で留学したい動機が法律を学ぶことではないことがバレた。
さすが法学部の教授がたの面接。理詰めでこられたら大学生ではひとたまりもない。
あえなく交換留学の夢は潰えた。
仕方ないので休学して自費で行くことにした。
行かないという選択肢はなかった。
そうなると行きたいところに行こう。
そしたら本場のスペイン、なんといってもバルセロナ。
はい決定!
あとはいくらかかるかだけ。
・・・続く・・・